【実体験】インスタベースでのトラブルで8万円を泣き寝入りしました

当館では、空き時間をレンタルスペースとしてのサービスも行っております。

空き時間を有効活用できて、利用される方にも広々と快適にご利用いただければ、
非常に嬉しく思います。

レンタルスペースをご利用いただくにあたり、様々な仲介ポータルサイトがあります。
現在、
・インスタベース様
・スペースマーケット様
・カシカシ様
にて「レンタルスペースCent」として掲載していただいております。

このポータルサイトを通じて、ご予約をいただき、利用者様とメッセージを行い、ご利用いただく。
利用者様からポータルサイトへお支払いがあり、手数料が差し引かれ数日後、掲載者へ振り込まれる。
というのが一連の流れです。

トイレを詰まらせられる、ぼったくられる

2025年の1月末に、インスタベースにて予約をいただきました。
利用者様から当日の利用時間中に、「トイレを詰まらせてしまった」と電話をもらいました。
「とりあえず、そのままにしておいてください」と回答し、翌日見にいくと、トイレの水が溢れ出し、悲惨な状態でした。

その日、レッスンもあったのですぐに修理が必要ということで、「トイレ詰まり 業者」と検索し、いちばん上位に出てきた「水道修理受付センター」という明るいところに電話をし、1時間後ぐらいに駆けつけてもらいました。

業者の方に、早速トイレを確認してもらったところ、
「原因がわからないので、機械を使う必要がある。それを使うと30,000円かかります」など思ったより高額となることを伝えられ、
正直、「怪しい、、ちょっとぼったくりっぽい感じがする。」と感じましたが、「早く終わらせたいし、どうせ利用者さんに請求するし、もういいか」
と言われるがままにお願いをした結果、ものの15-20分の作業で最終的に「80,000円」の請求となりました。

「水道修理受付センター」というところに電話をかけたのですが、実態は「株式会社アールサービス」という神戸の会社で、過去にひょうご消費者ネットから訴訟されてたりという業者さんでした。

利用者が音信不通なので、インスタベース事務局サポートチームへ相談

「こういう請求になりましたので、被害相当額と利用規約記載の「鍵閉め忘れ 罰金1万円」合わせて、9万円を請求させていただきます」と利用者様(小溝伸弥 様)へインスタベースのメッセージを介して送信。なかなか返事がないので、電話をするもこちらも反応なし。

インスタベースでは、利用者様の「氏名と電話番号」のみがわかっており、住所は提示いただいていないため、請求書を作成しようにもできない状態でした。
そのため、インスタベース運営の事務局に「請求書を作りたいので住所を教えてもらえませんか?」と相談したものの「教えることはできない」との回答。

 

数日経っても、解決に進まないため、事務局へ相談した結果、「インスタベース安心補償」を利用してみては?と提案を受けたので、申請をしてみました。

すると、すぐに「E保険プランニング」というインスタベースより業務委託を受けている代理店様からメールにてご連絡をいただき、改めて状況を報告。
「利用者様へ事実確認を取ります」と連絡を受け、待っていると、利用者より電話が入りました。

「あのー、異物とか流してないです。カギの閉め忘れについては事実です。でもトイレは通常利用しかしてないです」
との連絡。
「いや、利用日から10日以上経って、全く返信ない状態で今更そこの事実確認は、当事者同士で話してもキリがないので、保険会社と事務局の方に相談してもらえますか?」と伝え、やり取りを終えました。

そして、数日後、代理店様からメールが届きました。

▼事実
当日利用者様(=小溝様)より「トイレを詰まらせた」との電話をもらった。
「トイレを詰まらせた、そして業者を呼び修理を依頼することになった」

「異物を流した・流してない」ではなく、上記事実を基に話を進めたものの、インスタベース安心補償の対象外とのこと。

ということで、振り出しに戻り、利用者様へ直接請求する流れとなりました。
しかし、やはり2週間ほど経っても連絡は返ってこないです。

なので、インスタベース事務局の方に
「御社より住所を教えてもらうのは不可ということなので、請求書を利用者自宅へ郵送していただいてもよろしいでしょうか?データはこちらで作成するので、御社より郵送していただけると助かります。」と相談をしました。

しかし、「利用者と掲載者の直接契約のため介入できません」との回答。

行政書士の方へ相談し、諦めることに

知り合いの行政書士の方に相談をしてもらうことにしました。

「個人情報を開示請求したり、弁護士を立てて次のステップに進むことは可能。でも、費用とかを考えると果たして80,000円の請求にそこまでやる意味はあるのか?」というアドバイスをいただき、諦めることにしました。
ちなみに「インスタベース安心補償」の補償内容も一緒に見てもらったのですが、「トラブルになりがちな部分、今回のトイレ詰まりなどの部分が補償外となっていて、掲載者側は気をつける必要がある」と意見をもらいました。

また、数日後、「インスタベース安心補償の適用条件に関する明確化のお知らせ」というのが掲示されていました。明らかに今回の事案を受けての対応ですね。

今後について

・利用者様に乱雑に施設を利用されたこと
・水道業者に軽くぼったくりをされたこと
・インスタベース様のサポートの手薄さ
にやられてしまいました。

徹底的に請求を進めていくのも良いのですが、そんなことにエネルギーを使うのもしんどいし、考えること・時間を費やすことがもったいないので、これで手を引きます。

今後はインスタベースはやめて、スペースマーケット様カシカシ様での運営を続けていくこと。
また、利用前に「住所をご提示いただくこと」「利用規約への同意」の徹底。
「利用者様との直接契約」という認識を強めることで、リスクをコントロールし、多くの方々にまたご利用いただければと考えております。

全国でレンタルスペースを運用されている皆様、
いざという時に、運営事務局はサポートしてくれません。
「利用者様との直接契約」という認識を強めて、日々お過ごしください。

利用者様・掲載者様の皆様がトラブルなく、快適に過ごせることを願ってます。